
中医学を学ぶと、最初に「整体観」という言葉に出会います。これを簡単に説明すれば「人は自然の一部であり、人もまた一つの小宇宙を形成している」という考え方です。人と自然との調和、人と人との調和。一人の人自体のからだやこころの調和が健康の基本ということです。そして、日本には昔から「身土不二」という言葉があります。この言葉の直接的な意味は「人の身体は生まれ育ったその土地と分けることは出来ない」と言う意味です。転じて、人は暮らしているその土地の食べ物を食べることが大切であるという意味でよく使われるようになりました。
日本人は米や雑穀を主食とし、副食として野菜や魚介類を食べる生活を伝統的に続けてきました。このような食生活が日本人の寿命を延ばしてきたとも考えられています。
この伝統的な食生活が、日本人にとって、そして海外から日本に移り住んだ皆様にとっても、この国での生活に適した食生活であると考えられます。日本の気候にあったもの・日本人が伝統的に食べてきた物を中心に、バランス良く、規則正しくいただくことが良いと思います。もちろん、パン食の習慣が長い方が急に一日三食すべて和食にしようとすると、それがかえってストレスになりますので、自分のペースで徐々に、習慣を整えていくことをオススメします。