
もちろん食事は楽しくいただくことが大切ですので、食事に変化を持たせるために、エスニック料理やイタリアン、中華などの調理法も良いでしょう。
でも、油や香辛料が強い食事でもし胃腸が疲れたかな、と思ったら、基本に戻り和食を食べるだけでも立派な食事療法になります。また、季節を考えて旬の食べ物をいただけば、自然からのパワーを受けとることができます。
例えば、冬に毎日冷たいお茶と生野菜等はオススメできません。また真夏にキムチ鍋やジンギスカン(羊は体を強く暖める)などもオススメではありません。
そんなふうにイメージすると、食のバランスという感覚がおわかりいただけると思います。こうした食生活をベースにしつつ、バランスを整えていくのが東洋医学の考え方です。
また、一つの味や一つの食品に偏らないために、1回の食事に五味(酸っぱい・苦い・甘い・辛い・塩辛い)五色(赤・青・黄・白・黒)が揃うように心がけてみるのも良いと思います。
牛乳は本来、牛の赤ちゃんが飲むためのもの。それを人間の大人が飲み物として飲めば栄養過多になりがちです。また日本人には、この牛乳の蛋白質を分解する酵素を遺伝的に持たない人が半数以上いると言われています。牛乳が体質に合わないと感じる場合には胃腸への負担が高くなりがちですので、カルシウムを乳製品だけで無理してとるよりは、むしろ小魚や豆腐、ひじきやアーモンドなど様々な食品から摂取するようにしましょう。
ちなみに、牛乳に含まれるカルシウムは 100mlで100mg、体内での吸収率は50%。対して小魚は10gに140mgで30%の吸収率、ほうれん草は100gで55mg含まれますが吸収率は17%です。またカルシウムの吸収率は、ビタミンD(ほうれん草など)、卵や肉などの蛋白質と合わせることで高まります。
トランス脂肪とは、水素を添加し高温処理をした特殊な油で、マーガリンやスナック菓子、ファーストフードなどに使われてきました。アメリカや一部のヨーロッパ諸国では、この油の使用率を下げるよう規制が強まっています。例えばニューヨークでは、06年12月初めに、市内の飲食店で使用する油が規制されました。
トランス脂肪は酸化しにくく安定しており、企業側としては扱いやすい油です。しかし、一度人の身体に入ると二度と分解されず、善玉コレステロールを減少させ、動脈硬化の原因になるといわれています。また、女性のホルモンであるエストロゲンを増やし、ホルモンバランスを狂わせると言われています。不自然な油はなるべく摂らないよう心がけましょう。