
「肺」は体内に空気を取り入れるので、呼吸を通して外界と接します。バイキンやウイルスなどにさらされる肺には、カゼの邪気が侵入するのを防ぐ門番の役割を果たす「衛気(えき)」という気が巡っています。その気が不足すると抵抗力が低下して、カゼを引きやすくなるのです。
実は、妊婦さんはこの衛気が不足しがちです。それは、妊娠すると本来は体表にあるべき熱が子宮に集中して赤ちゃんのために優先的に回され、逆に体表を温め防衛する気の働きが不足してしまうためです。その結果、顔がほてったり、咳が出たり、身体がむくんだり(特に妊娠初期)しやすくなります。
特に元々肺の働きが弱い人は、この衛気が不足しやすく、普段よりさらに風邪を引きやすくなります。
お番茶や塩水でのうがいと手洗いは基本的なことですが実はとても重要なことです。
うがいには、板藍茶を使うのもオススメです。(板藍根をせんじて作るお茶。顆粒になっているものが市販でもあります)。寝冷えをしないようにすること、睡眠時間をしっかりとることも大切です。
バランスよく、体作りの項目で紹介した食生活を目指せばおのずと抵抗力が高まります。
その他、肺・脾・腎をすべて補い気や潤いを補う、山芋、干ししいたけやヤマブシダケ、茶樹茸、なども免疫力を高めるので、普段から食べるとよいとされます。ニンニク・ねぎ・など硫酸アリルを含む食べ物も風邪の邪気を入りにくくします。ビタミンCが多いイチゴやキゥイー、レモンなどを食べておくことも助けになります。
また寒くなる風邪と重複しますが、ねぎ、しょうが、トウチ(中国の豆味噌)、コリアンダーなどは風邪の予防にもお勧めできるたべものです。